JICAボランティア事業
- 実施期間
- 1965年の協力隊発足から2015年で50周年
- 実施エリア
- アジア、アフリカ、中南米、大洋州、東欧、中東の約95か国
- スポーツ種目/プログラム種別
- 学校体育・競技スポーツ(野球・サッカー・バレーボール・陸上競技・水泳・柔道・空手道など約30職種)・障がい者スポーツ
- 実施組織
- 独立行政法人国際協力機構(JICA)
- 支援先
- 各国の教育機関(小中高等学校・教員養成校など)、競技団体・連盟など
- 協同組織
- 一般公募による国民の参加、日本ラグビー協会・日本サッカー協会などの競技団体との連携、大学(日本体育大学・筑波大学・近畿大学など)との連携等を通してボランティアを派遣。
1965年に青年海外協力隊が初めてラオスに派遣されてから、これまで約4万5千人のJICAボランティアがお互いの価値観・生活様式・文化を尊重し、直接ふれあい交流しながら、貧困問題、環境問題などその国の抱える問題に取り組み、経済・社会の発展に貢献してきた。その中でも、約3000人がスポーツ分野の職種で派遣され、スポーツを通した国際協力を実施した。
JICAボランティアは、主に1.学校体育の普及、2.スポーツを通した社会的弱者(障害者や女性、難民など)支援、3.選手の育成・強化と競技の普及に取り組んでいる。学校体育では、授業の質向上と定着、現地教員の養成を主な活動の柱としている。社会的弱者支援では、スポーツを通して、障害者や女性の社会参加促進、地位向上などを目標に取り組んでいる。選手の育成・強化及び普及活動では、これまで様々な種目でJICAボランティアが指導した選手がオリンピック・パラリンピック、各種世界大会に出場を果たしており、選手育成に貢献している一方、草の根での普及活動にも力を入れている。