JICAボランティアによる野球・ソフトボール支援
- 実施期間
- 1968年から現在に至る
- 実施エリア
- 中南米、アジア、アフリカ、大洋州、東欧、中東の計36か国
- スポーツ種目/プログラム種別
- 野球・ソフトボール
- 実施組織
- 独立行政法人国際協力機構(JICA)
- 支援先
- 各国の野球協会・ソフトボール協会等
- 協同組織
- 各国の野球協会・ソフトボール協会等
1968年にソフトボールの指導でエルサルバドル、1970年に野球の指導でフィリピンに初めてJICAボランティアが赴任して以来、2012年までに延べ278人のボランティアが世界各地で両競技の指導を展開してきた。ボランティアは技術指導だけではなく、相手やグランドに対する敬意、道具を大切にする姿勢などを現地の人に指導してきた。そうした活動が国際野球連盟に認められ、JICAボランティアは特別表彰を受賞した。
一例として、ウガンダでは複数のJICAボランティアが野球の指導と普及活動を実施してきた。ボランティアの指導を受けたウガンダ人野球選手が日本のプロ野球独立リーグ「兵庫ブルーサンダース」のトライアウトに挑戦し見事合格、2013年4月には球団のスターティングメンバー入りを果たした。ボランティアの指導した「グランドでどう振舞うべきか」ということは、ウガンダ選手の礼儀正しく、敬意を忘れない「日本式野球」として今も彼の野球のベースとなっている。からのコメント :
2013年4月の国際野球連盟(IBAF)特別賞授与に際して、同連盟副会長のイショラ・ウィリアム氏は「アフリカ諸国の多くでは、JICAボランティアなしに野球とソフトボールの発展は考えられない。彼らの活動を通じて、アフリカの人々は日本の若者を『アフリカの友人』と呼び、非常に親しみを持っている」とコメントしている。