JICAシニア海外ボランティア(SV)による「障害者スポーツプロジェクト」

実施期間
2013年4月~2015年3月(ボランティア派遣期間)
2014年9月3日~5日(障害者スポーツ指導指導員養成講習会)
実施エリア
ペルー 首都リマ
スポーツ種目/プログラム種別
障害者スポーツ(職種 理学療法士)
実施組織
独立行政法人国際協力機構(JICA)
支援先
ペルー国立障害者リハビリテーション・センター(INR)
協同組織
ペルー国立障害者リハビリテーション・センター(INR)
支援対象者数
周辺病院医師、医師看護師以外の医療従事者、学生、患者やその家族 約330人

ペルーにある日本の無償資金援助で建設されたINRにて、脳損傷患者を対象とした障害者スポーツプロジェクトの実施を支援。ボランティアの赴任後1年半のころ、より障害者スポーツ専門の知識を持つ短期ボランティア派遣をJICAに依頼し、実現。短期ボランティアグループ派遣との協働により、「障害者スポーツ指導員養成講習会」を実施。現地のリーダーの育成、周囲の理解促進に貢献した。

指導員養成講習会では1.リーダーの育成、2.地域での患者の社会復帰を促進させることを課題とし、日本から国際医療福祉大学福岡校、鹿児島大学の理学療法専攻の学生8名と教員2名の計10名の短期ボランティアが派遣され、プロジェクトの支援を行った。講習会では、現地のスポーツ庁障害者スポーツ担当官による講義や、ボランティアによるボッチャやグラウンドゴルフ、フライングディスクなどの実技指導やデモンストレーションを実施。最終日のスポーツ大会はINRのほか2つの国立病院からの参加もあり、活気に満ちた大会となった。現地の関係者の合言葉は「2020年目指せ!東京パラリンピック!!」 選手の育成と、6年後の東京大会出場を夢に、今後も現地の人々と支援者が心をひとつにして取り組んでいく。

からのコメント :

講習会でのデモンストレーションなどを通して、ルールや指導方法の理解が深まったとの声や、参加者から短期ボランティアに対して、「また来てほしい」と切望する声があった。INR院長自ら今後も障害者スポーツ事業を継続的に取り組んでいきたい旨の言及があった。

JICAシニア海外ボランティア(SV)による「障害者スポーツプロジェクト」1
JICAシニア海外ボランティア(SV)による「障害者スポーツプロジェクト」2

写真クレジット:JICA

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