• 3. すべての人に健康と福祉を
  • 5. ジェンダー平等を実現しよう

ザンビアにおける思春期の女性を対象にしたスポーツを通じたエンパワメントプロジェクト

実施期間
2019年2月11日~24日
実施エリア
ザンビア・ルサカ市、ンドラ市、マサイティ郡
支援先
IPPFザンビア(ザンビア家族計画協会)
コッパーベルト州マサティ郡保健局
NOWSPAR
協同組織
順天堂大学女性スポーツ研究センター
支援対象者数
240人

 ジョイセフは、2014年12月より現地NGOであるIPPFザンビアと郡保健局と協働で日本NGO連携無償資金協力により「ザンビア共和国妊産婦・新生児保健ワンストップサービスプロジェクト」を実施しています。
ワンストップサービスとは、母子保健棟、マタニティハウス(出産待機ハウス)、ユースセンター、助産師住居を含む包括的な保健センターです。保健サービスの質の向上と同時に、保健医療従事者、母子保健推進員、若者ピア・エデュケーターなどの人材育成を実施し、コミュニティでの啓発教育活動を推進しています。今回のスポーツを通じたエンパワメントプロジェクトでは、ピア・エデュケーターの研修により、ヘルスプロモーション(身体づくり)活動の一環とし、若者への啓発教育活動の強化と若い女性のエンパワメントを図ることを狙い、若者を引き付ける力を持つスポーツを活用したプログラムを実施します。参加型ワークショップを用い、スポーツの実践エクササイズを取り入れライフスキルやリーダーシップについて学ぶと同時に、ヘルスプロモーションの観点からスポーツによる健康づくりの重要性、非感染症疾患の予防、思春期のセクシュアル・リプロダクティブヘルスについても学び、自分の身体は自分で守ることを伝えていきます。

本プロジェクトの目的は以下の通りです。
①マサイティ郡にて、スポーツを取り入れたライフスキルやリーダーシップに関する思春期の女性のエンパワメント事業を実施するピア・エデュケーターが育成される。
②ヘルスプロモーションの一環として、若年妊娠の予防、HIV・性感染症の予防、性暴力の予防を統合させたプログラムが強化される。

<フェーズ1>
ザンビアの地方都市であるコッパ―ベルト州マサイティ郡で育成した60名の若者ピア・エデュケーターの中から6名を選抜し、スポーツを通じたジェンダー平等プログラムをヘルスプロモーションとしての一環として、現地NGOであるNOWSPARとの協力により、トレーナーオブトレーナーの育成を約3日間実施します。

<フェーズ2>
NOWSPARからトレーニングを受けた6名の若者ピア・エデュケーターとNOWSPAR、郡保健局、IPPFザンビア、ジョイセフが共同主催となり、日本からスポーツを通じたジェンダー平等の専門家による技術支援協力により、2日間のスポーツを通じた思春期の女性のエンパワメントワークショップを実施します。対象者はマサイティ郡の14歳~24歳までの約30名の若者女性のピア・エデュケーター。また、ワークショップ期間中にマサイティ郡の思春期の女性や学校教師などを含むプロジェクト関係者を対象に、女性がスポーツをすることへの認識や意識について、またその阻害要因などを聞き取りにより調査します。
ザンビアにおける思春期の女性を対象にしたスポーツを通じたエンパワメントプロジェクト1
ザンビアにおける思春期の女性を対象にしたスポーツを通じたエンパワメントプロジェクト2
ザンビアにおける思春期の女性を対象にしたスポーツを通じたエンパワメントプロジェクト3
ザンビアにおける思春期の女性を対象にしたスポーツを通じたエンパワメントプロジェクト4
ザンビアにおける思春期の女性を対象にしたスポーツを通じたエンパワメントプロジェクト5
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