ラオスにおけるブラインドサッカーの基盤形成
- 実施期間
- 2016年2月1日―2017年1月31日
- 実施エリア
- ラオス ビエンチャン
- スポーツ種目/プログラム種別
- ブラインドサッカー
- 実施組織
- アジアの障害者活動を支援する会(ADDP)
- 支援先
- ラオスパラリンピック委員会ラオス教育スポーツ省
- 協同組織
- 日本ブライドサッカー協会
- 支援対象者数
- 41人
ラオスの視覚障害分野においては、就労や移動の困難性で障害当事者が社会参加することに大きなバリアが存在します。視覚障害者スポーツの振興は障害当事者のエンパワーメントにつながります。ラオスではサッカーは人気のスポーツであり、サッカーは人材・環境とも発展が著しく、ブラインドサッカーの普及も見込める地盤ができつつあります。普及のためには、まず、ブラインドサッカーの基盤作りが必要であり、取り組みが進んでいる日本のブラインドサッカーの専門家のアドバイスを得ながら、ラオスにおいてブラインドサッカーの指導者育成、練習環境の整備により組織を形成・強化させるとともに、 体験会やセミナーを通じて、地域社会の障害者スポーツへの理解向上を図ることを目的として本プロジェクトを開始しました。
ラオスではブラインドサッカーチームが存在せず、東南アジア各国に後れをとっていました。理由として、①障害者サッカーの認知度が低い②人材・資金不足から団体種目の取り組みが難しい③活動実績がないため政府の重点競技に含まれていない④ブラインドサッカーの指導者・審判員を養成するツールがラオスに存在しない⑤用具の不足、などの外部要因が挙げられます。この上記の課題を本プロジェクトで改善、タイ、インドでの国際大会を経て、強いチームへと進化させました。活動レポート英語版はこちら↓から閲覧できます。
http://www.sftlegacy.jpnsport.go.jp/wp/20171027-2-2/
Ms. Donh ラオスブライドサッカーアシスタントコーチ
現地関係者からのコメント :
2017年9月17日よりマレーシアで開催されたASEANパラゲームズにラオス代表団として私たちのブラインドサッカーチームが初出場し、銀メダルを獲得できた。1年半前はチームもまだ作られておらず、それから定期練習を構築し、日本からのコーチの素晴らしい指導の下、私たちのチームが一つになり、メダルが取れたことは何よりも自信につながった。本当にうれしかった。これからもがんばりたい!