ジンバブエにおける障がい者スポーツ普及講習会
- 実施期間
- 2017年9月23日~10月4日
- 実施エリア
- ジンバブエ国・ハラレ市
- スポーツ種目/プログラム種別
- 車いすバスケットボール車いすテニス
- 実施組織
- 日本パラリンピック委員会
- 支援先
- ダニコ学校ジンバブエパラリンピック委員会
- 協同組織
- 在ジンバブエ日本国大使館国際交流基金青年海外協力隊員SFTC事務局日本車いすバスケットボール連盟日本車いすテニス協会
- 支援対象者数
- 581人
ジンバブエでパラスポーツの総合的な講習会を開催し、ジンバブエにおけるパラスポーツの普及・促進に寄与するとともに、日本とジンバブエのパラスポーツ分野の協力関係を樹立しました(国際交流基金共催事業)。
日本パラリンピック委員会(JPC)は9月23日から10月4日に車いすバスケットボールと車いすテニスの講師4名をインクルーシブ教育を進めているダニコ学校に派遣し実技講習会を行いました。 バスケットボール講師は、パラリンピック競技大会と世界選手権大会参加歴のコーチ2名。テニスは、プロテニスプレイヤーで車いすテニス日本代表監督と車いすウインブルドン世界選手権優勝者。最終日に車いすテニス日本国大使選手権大会と車いすバスケットボールJPC杯を開催しました。 今回は、3回目の講習会であり、過去2回の講習会を通じ、コーチと教師による指導体制が立ち上がり、講習会の後も継続して指導していることを確認しました。この結果、ダニコ学校の生徒は、車いすバスケットボールで、3名がナショナルチーム(ユース部門)入りしており、その競技力は格段に伸びています。今回は、コーチと教師の指導がより的確に行なわれるよう、具体的な指導メニューを提供し、それに基づいた実践指導を行ないました。これにより、指導品質の良い指導体制を整えることが出来きました。 ジンバブエでの自立的で継続的なパラスポーツの環境整備のため、車いす修理説明会とパラスポーツとパラリンピックの魅力を伝えるパラスポーツ説明会も開催しました。 パラスポーツ界で活躍された講師の姿勢や一挙手一投足は、人々に影響を与え、若年層への教育的価値も高いことを再認識しました。 今後も貴重な人材によるパラスポーツ振興と活性化に尽力して行きたいと思います。活動レポート英語版はこちら↓から閲覧できます。
http://www.sftlegacy.jpnsport.go.jp/wp/20171024-1-2/
主催者からのコメント :
今回の講習会はダニコ・パラリンピック大会に併せて開催し、大会開会式では、大統領夫人から次のお言葉を頂戴し、式参列者からお礼の拍手を戴いた。「日本国大使館の下、日本パラリンピック委員会が過去3年間、車いすバスケットボールと車いすテニスの講師を派遣し、講習会を開催してくれた。これは東京2020大会に繋がる。大変感謝している」。 日本パラリンピック委員会は、スポーツ・フォー・トゥモローを障がい者スポーツ関係者各位と共に推進して行きたい。