ジンバブエにおける障がい者スポーツ普及講習会

実施期間
2015年9月23日~10月4日
実施エリア
ジンバブエ国・ハラレ市
スポーツ種目/プログラム種別
車いすバスケットボールと車いすテニスの実技講習会、パラスポーツ研修会、指導者交流会
実施組織
日本パラリンピック委員会
支援先
ダニコ学校
協同組織
在ジンバブエ日本大使館、国際交流基金、国際協力機構、日本車椅子バスケットボール連盟、日本車いすテニス協会、ジンバブエパラリンピック委員会
支援対象者数
126人

ジンバブエの私立学校・職業訓練校ダニコで開催されるダニコ・パラスポーツ大会に合わせて、日本パラリンピック委員会から指導者を送り、障がい者スポーツの総合的な講習会を開催(国際交流基金助成事業)。

日本パラリンピック委員会は9月23日から9月27日に車いすバスケットボールと車いすテニスの講師4名をインクルーシブ教育を進めているダニコ学校に派遣。61名の高校生を中心とした若手アスリートと教師・コーチに実技講習会を行った。
バスケットボールの講師は、パラリンピック競技大会に4回参加した現コーチと日本選手権優勝者。テニスは、元プロテニスプレイヤーで現在車いすテニス日本代表監督と車いすウインブルドン世界選手権優勝者。実技指導に加え、講師のスポーツに対する真摯で熱い姿勢が若手アスリートに大きく影響。受講者はスピーディーに目覚ましい成長ぶりを見せてくれた。
10月1日から4日に開催したダニコ・パラスポーツ大会にはジンバブエ全国から若手アスリート2,880名が参加。先の講習会の成果として、ダニコ車いすバスケットボールチームは優勝、車いすテニス男子も優勝。身体能力の高いバスケットボール女子選手にテニスを初めて指導したが、車いすテニスダブルスで銅メダルを獲得という快挙を成し遂げた。
実技講習会に加えて、9月29日に座学のパラスポーツ研修会を開催。ダニコ学校他計5校37名の教師、コーチ、生徒にパラスポーツの力と価値を説明。また大会中は16校の28教師と交流会を開催し、世界のパラスポーツの動き、日頃のパラスポーツ活動が、ダニコ・パラスポーツ大会、そして世界のパラリンピック競技大会に繋がることについて意見交換を実施。

からのコメント :

〈日本パラリンピック委員会より〉
ダニコ学校、ジンバブエパラリンピック委員会、スポーツ・レクリエーション省スポーツ局、そしてダニコパラスポーツ大会最大の支援者のジンバブエ大統領婦人から、本講習会はジンバブエの障がい者社会と教育・スポーツ界に活力をもたらす活動になったと評価頂き、継続的な講習会実施の要望を受けた。 日本パラリンピック委員会は、スポーツ・フォー・トウモローを障がい者スポーツ関係者各位と共に推進して行きたい。

ジンバブエにおける障がい者スポーツ普及講習会1
ジンバブエにおける障がい者スポーツ普及講習会2
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