【青年海外協力隊活動レポート】西アフリカベナン共和国にて子ども達と初めての運動会
- 実施期間
- 2017年5月31日(準備期間 2017年2月〜5月)
- 実施エリア
- ベナン共和国・モノ県ホエヨベ市
- スポーツ種目/プログラム種別
- 運動会(準備体操、フラフープ走、オレンジ運びリレー、障害物リレー、台風の目、二人三脚、棒引き、騎馬戦、リレー)
- 実施組織
- 独立行政法人国際協力機構(JICA) 隊員:西口 記子(小学校教育)
- 支援先
- ホエヨベ市立アドロメ小学校グループABCの生徒・教員
- 協同組織
- ホエヨベ視学官事務所
- 支援対象者数
- 約530人
赴任先の小学校では、時間不足や必要性の希薄さにより体育指導の時間が極端に少ないのが現状です。そのため、子ども達の自尊心を高め、仲間との協力や達成感を味わってほしいという想いから、体育指導・運動会開催を決意しました。約500名の子ども達が真剣に取り組み、笑顔が溢れる1日となりました。現地の教員が主体となって開催したことで、今後につながる体育指導の取り組みを提案することができたと感じます。
1〜6年生の各学年が、1つもしくは2つの種目を行いました。内容としては、台風の目や騎馬戦、棒引き等日本の運動会と同様のものです。子どもたち、さらに教員にとっても運動会は初めての経験であり、苦労の連続でしたが、練習を重ねるうちに内容を理解し、向上心も見られました。また、司会や誘導、会場設営等の運営も全て現地の教員が中心となって創り上げるよう働きかけました。結果、当日は全員が役割を全うし、一生懸命取り組む姿が印象的でした。体育指導さらに運動会が子ども達の成長に寄与することを伝えられたと感じています。活動レポート英語版はこちら↓から閲覧できます。
http://www.sftlegacy.jpnsport.go.jp/wp/17092602-2-2/
主催者からのコメント :
運動会の提案をした当初は、教員には経験がなくイメージが掴みにくいことからあまり協力的ではありませんでしたが、経験を重ね、子ども達が一生懸命に練習に取り組む姿を通して、教員にも次第に連帯感や責任感が芽生えたように感じました。ベナン人の気質もあり、子どもと同様に熱く取り組んでいました。また、運営に関しても教員自らアイデアを出したり、自分達で行事を創り上げることは有意義で、また開催したいとの声もありました。