ジンバブエにおける障がい者スポーツ普及事業
br>【フライングディスク競技講習会】
- 実施期間
- 2015年7月29日
- 実施エリア
- ジンバブエ国ハラレ市
- スポーツ種目/プログラム種別
- フライングディスク競技
- 実施組織
- 公益財団法人日本障がい者スポーツ協会/日本パラリンピック委員会
- 支援先
- ダニコプロジェクト
- 協同組織
- 在ジンバブエ日本大使館
- 支援対象者数
- 21 人
ダニコは、アフリカ・ジンバブエの首都ハラレ市にある私立学校・障がい者職業訓練校で、障がいのある生徒と障がいのない生徒が共に学んでいます。日本パラリンピック委員会は、障害のある生徒たちが他の生徒たちと一緒にスポーツを楽しむことを通じて彼らの社会参加促進を願い、フライングディスク講習会を実施しました。
当日は、学校のテニスコートに、教員1名生徒20名(12~19歳)が集まりました。始めに、2名一組となって5mほどの距離で、フライングディスクを投げてキャッチする練習を行った後、ターゲットに当てるゲームを行いました。正式競技用のターゲット(的)がなかったのでペットボトルで代用しました。ディスクを投げ、倒したペットボトルの本数を記録します。手や腕に障害のある生徒は5mより短い距離から投げることで一緒に参加することができます。ペットボトルが風で倒れないように中に水を入れたり、倒したペットボトルを並べたり、ディスクを拾って返すのを役割分担するなど、生徒たちは工夫をして取り組んでいました。このような工夫を自分たちで行うことも、競技の普及には重要なことです。最後に、得点から1,2,3位を決め、お菓子の賞品で表彰するとともに、すべての参加者にも参加賞を配りました。講習会は、生徒たちの笑顔が絶えない賑やかな時間となりました。誰でも気軽に楽しめるスポーツを通し、障がいがある無しにかかわらず一緒に楽しめる機会が増えることを願っています。 |
からのコメント :
フライングディスクを毎年恒例のダニコ大会の競技として取り入れたいと思います。年齢にかかわらず、体格の大小にも関係なく、障がいがあっても取り組むことができる競技だからです。(講習会に参加した体育担当教師より)