ブラジル公教育への「柔道」導入プロジェクト
〜ブラジル柔道指導者を招へいし、筑波大学等にて柔道研修の実施〜

2018年8月31日

ニュースリリース

「スポーツ・フォー・トゥモロー(SFT)」※1 の一環として、ブラジル公教育への「柔道」導入を支援しています。ブラジルから8名の柔道指導者を招へいし、筑波大学を拠点に9月16日〜10月15 日におよび約1ヶ月間の柔道研修を実施します。

日本国とブラジル共和国間のスポーツ・体育教育分野における協力覚書(2016年10月)を端緒に、昨年度から開始した本プロジェクトでは、これまでに、日本の学校体育分野における柔道の講義や実技指導を行ったブラジルの柔道指導者招へい事業(2017年9月)及び、ブラジルの小・中学校での柔道実技指導を行った日本人柔道指導者派遣事業(2018年3月)を実施しました。
その結果、ブラジルにおいて柔道の教育的価値が認められるとともに、その価値の普及を担うブラジル人指導者の育成に貢献することができました。

今年度も昨年度に引き続き、国内関係機関の協力の下(別表 1)、ブラジルにおける柔道教育を一層促進し、 青少年育成への更なる貢献をするために、ブラジルから学校教育に携わる柔道指導者を招へいし、日本における「学校体育としての柔道」の講義や実技指導のほか、柔道を専門としない学生を対象とした柔道授業の視察などを通じて、日本の学校体育としての柔道についてより理解を深めていただく予定です。

主なスケジュール
9月16日(日) :来日
9月17日(月)〜10月14 日(日):筑波大学等にて講義及び実技、柔道大会・学校・道場等の視察
10月15日(月) :帰国

【別表 1】
日本国関係機関の主な役割

在ブラジル日本大使館
・ 日本側の取り組みの総合調整
・ 日本への派遣

スポーツ庁
・ ブラジル指導者招へい事業への予算的支援
・ 在日本の関係団体間の調整

日本スポーツ振興センター
・ ブラジル指導者招へい事業の実施

筑波大学
・ ブラジル指導者招へい事業のプログラムへの協力


※1 スポーツ・フォー・トゥモロー(SFT)プログラムとは

・2020 東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催国として、日本国政府が官民協働で推進するスポーツを通じた国際貢献・交流事業。
 2014 年から 2020 年までの 7 年間で、開発途上国をはじめとする100カ国以上、1,000万人以上を対象に、世界のよりよい未来のために、未来を担う若者をはじめ、
あらゆる世代の人々にスポーツの価値とオリンピック・パラリンピック・ムーブメントを広げていく取り組み。
・行政機関、関係団体、大学等が保有している知見の交換、各機関の連携協力を促進し、国際社会にスポーツの価値とオリンピック・パラリンピック・ムーブメントを広げていくことを目的に、
スポーツ・ フォー・トゥモロー・コンソーシアム(SFTC)を形成している。
・ SFTCには平成30年8月13日現在で405団体が加盟している。
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