【スポーツ庁委託事業】SFT×ホストタウン連携イベント「スポーツでヨルダンをもっと知ろう!」@秋田県能代市
- 実施期間
- 2020年11月29日
- 実施エリア
- 日本・秋田県能代市
ヨルダン・アンマン(オンライン) - スポーツ種目/プログラム種別
- ラグビー(タグラグビー)
- 実施組織
- 能代市ホストタウン実行委員会
日本スポーツ振興センター
日本ラグビーフットボール協会 - 支援先
- ヨルダンラグビー協会
- 協同組織
- 駐日ヨルダン大使館、能代市教育委員会、国境なき子どもたち、秋田県ラグビーフットボール協会、能代市ラグビーフットボール協会、秋田ノーザンブレッツラグビーフットボールクラブ、国際協力機構(JICA) 、日本アンチ・ドーピング機構(JADA)、ヨルダン大使館他
- 支援対象者数
- 12人
日本スポーツ振興センターと日本ラグビー協会は、これまで7年間にわたりアジア地域でラグビーの指導と普及活動を行いながら、ジェンダー平等やインクルーシブスポーツの推進に取り組んできました。しかし今年は新型コロナウイルス感染症の影響で現地に行くことができません。そこで、スポーツ・フォー・トゥモロー事業としてはじめてとなるオリンピック・パラリンピックのホストタウンとの連携イベントを秋田県能代市で開催しました。
ヨルダンは中東の難民ホスト国とも言われ、シリアやパレスチナなどの周辺諸国から多くの難民を受け入れています。ヨルダンで活動経験がある日本人講師による出前講座では、ヨルダンの人々の日常生活や難民キャンプの子どもたちの学校教育が紹介され、イベントに参加した能代市民は熱心に聞き入っていました。イベントの後半には、難民キャンプでも行われているタグラグビーの体験会が行われ、その様子をオンラインでつないだヨルダンのラグビー関係者に解説しました。体験会後には、日本とヨルダンのラグビースタッフと選手が、コロナ禍での練習方法や普及活動の再開について意見交換を行い、共にがんばっていくことを約束しました。
今度も東京2020大会に向けてオリンピック・パラリンピックムーブメントを盛り上げるために、ヨルダンと能代市はスポーツやカルチャー、教育を通じた国際交流を継続していきます。
秋田県能代市ホストタウン実行委員会
https://www.city.noshiro.lg.jp/sangyo/noshirohosttown/17203
参加者からのコメント :
ヨルダンラグビー協会 Mr. Mohammad Obeid
コロナ禍で外出制限もあり、ヨルダンではラグビーの試合を再開できていません。練習を行えているところもありますが、人の集まりはよくありません。女子ラグビーの人口はまだ少ないですが最近は増えてきていて、女子選手のいるラグビークラブは国内に3つあります。女子は7人制ラグビーだけですが、クラブ、アカデミー、学校などで100人近くがプレーしています。
今回の交流では、秋田ノーザンブレッツが秋田県内全域で行っている普及活動やアカデミー生の育成について話を聞くことができ刺激を受けました。まずは7人制に注力して段階的に15人制に移行するパスウェイなど、ヨルダンでも取り組むべきアイデアも共有していただき大変参考になりました。