ラオスにおける車いすバスケットボール促進事業
- 実施期間
- 2015年6月〜2016年5月
- 実施エリア
- ラオス・ビエンチャン
- スポーツ種目/プログラム種別
- 車いすバスケットボール
- 実施組織
- 特定非営利活動法人 難民を助ける会(AR Japan)
- 支援先
- ラオスパラリンピック協会ラオス国立リハビリテーションセンター
- 協同組織
- USAIDWorld Education,Inc
- 支援対象者数
- 約70人
ラオスでは 2000 年代中ごろから、日本を含む海外の NGO 等が車いすバスケットボールの普及を支援し、タイや日本での国際大会へのラオスの選手が出場した実績もありました。しかし一方で恒常的な選手の育成や、車いすをはじめとする器具の充実、練習場所の管理が十分に整備されていなかったため、競技者の数が安定していませんでした。
当事業ではより多くの障がい者に車いすバスケットボールを生活の一部として楽しんでもらうため、 障がい者の体に合ったバスケットボール用車いす 30 台を提供するとともに、定期的な練習が定着す るようにラオスの選手たちを側面支援しました。加えて、日本、タイ、シンガポールから技術指導者を派遣し、技術向上の研修を実施しました。更に、日ごろの練習の成果を発揮する機会を提供するとともに、 障がい者スポーツの啓発を目的として国内大会を2回実施し、大会には現地障がい者団体や隣国タイから障がい者を招いて交流試合も行いました。活動レポート英語版はこちら↓から閲覧できます。
http://www.sftlegacy.jpnsport.go.jp/wp/201506-201605-2/
アド氏
参加者からのコメント :
私は 5 年前に交通事故に遭い両足を失いました。以後スポーツに触れる機 会は全くありませんでしたが、AAR Japan が車いすバスケットボールの促進事 業を実施していることを聞き、思い切って挑戦することにしました。車いすバス ケットボールを通して、心身ともに健康になれたことはもちろん、仲間と一緒に プレーする中で、連帯感や相手を思いやることを学びました。今後も練習に 参加して、自分のような初心者が入った時に指導できるようになりたいと思っています。