モンゴルスペシャルオリンピックス卓球代表チームへの競技環境支援
- 実施期間
- 2015年7月〜8月
- 実施エリア
- モンゴル
- スポーツ種目/プログラム種別
- 卓球/卓球用具提供
- 実施組織
- 公益財団法人日本卓球協会、株式会社アシックス、日本卓球株式会社
- 支援対象者数
- 1,400
日本の民間企業と競技団体が連携し、スペシャルオリンピックスに出場するモンゴル代表選手、モンゴル国内の特別支援学校への卓球に関する支援を行い、4選手が3つのメダルを獲得しました。
この度の支援は、日本卓球協会が、現地NGOである「モンゴル自閉症協会」からモンゴルのスペシャルオリンピックス出場チームへの支援、及びモンゴル国内の卓球環境整備について依頼を受けたことがきっかけでスタートしました。SFTコンソーシアム事務局では、コンソーシアム会員間の連携によりこれを実現しようと調整し、株式会社アシックス、日本卓球協会、及び日本卓球株式会社のご協力を得て、事業実施に至りました。株式会社アシックスは、スペシャルオリンピックスに出場するモンゴル代表選手に卓球用シューズ、卓球用ユニフォーム、及びスポーツウェアを提供。また、日本卓球協会からの働きかけにより日本卓球株式会社がこれに加わり、株式会社アシックスと共同で、ウランバートル市内にある4つの特別支援学校(生徒数合計約1,400名)に卓球台、ボール、ラケットを提供しました。7月6日には、現地メディアも取材に訪れる中、贈呈式が行われました。
7月25日〜8月2日には「2015年スペシャルオリンピックス夏季世界大会・ロサンゼルス」が米国・ロサンゼルスにて開催され、177か国から約7,000名のアスリートが参加。卓球部門には、モンゴル代表の4名の選手が、アシックスから提供されたユニフォームを着用し出場。金メダル(ユニファイド・ダブルス)・銀メダル(女子シングルス)・銅メダル(男子シングルス)を1つずつ、合計3つのメダルを獲得する活躍を見せました。
モンゴル自閉症協会 事務局 アルタンゲレル氏
からのコメント :
スペシャルオリンピックスの本番前に、国際基準の卓球用具に触れられたことが一番の効果だった。今回の成果によって、次回以降のスペシャルオリンピックスに、より多くの自閉症児が出場できるチャンスが拡大した。また、自閉症という同じ障がいを持つ子どもたちにも、大きな夢と希望を与えられたと考えている。特別学校での練習環境も整い、国内外の大会だけでなく、児童たち自身が成長するチャンスが増えたこともありがたい。